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未来からの恋人 [コンテンポラリー]

SHALOCKMEMO292
未来からの恋人 Killing Time 2005」
リンダ・ハワード Linda Howard 加藤洋子





いわゆるSFと銘打たれているが,その実,ロマンス色が強く,SF風味程度。ノーラ・ロバーツの「未来からきた恋人」のように自然なタイムトラベルものとはなっていない。が,それはそれで,さすがリンハ・アワード。アメリカ南部の情緒が豊かに表され,とても自然なノックスとニキータのラブ・ロマンスに仕上がっている。
    未来(200年後)のFBI捜査官という設定がほほえましいが,200年たっても,人間の有り様はそう大きな変化はないのだということを繰り返し,しかも二つの時代の比較の中で語られる。200年後があたかも200年前のように示されているところが,とても興味深い。


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