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買われた子爵夫人 [キャサリン・コールター]

SHALOCKMEMO305
買われた子爵夫人 The Arist0crat 1986」
キャサリン・コールター 仁嶋いずる




MIRA-CC-02-07
10.10/\760/293p

HT-06
06.09/\700/220p


大叔父の遺した屋敷で暮らすダフネは地味で野暮ったい令嬢。ある日,屋敷に大叔父の爵位を継ぐアメリカ人ブラントが訪ねてきた。ダフネはまだ知らなかった。そのブラント・アシャーの花嫁になるよう,遺言で命じられていることを…。
ニューヨークでのフットボールの試合,クレタ島の海岸,イギリス,ハワイと前半はとてもスピーディに進む。ハワイでのハネムーンの部分でもやっと本書の半分ほど。
ロマンス作品の多くがヒーローとヒロインがどこでどのように出会い,どのような難関を乗りこえてゴールにたどり着くかという描き方をされることが多いのに比べ,本書は,ゴールにたどり着いたかに見えた二人がその後どのように愛を獲得していくかというストーリー展開をしている。
bk1(現honto)の書評でも,発売1週間以内に,もう3つのトラックバックが付いており,キャサリン・コールターの人気の高さ,注目度が伺われる。シャロン・サラのような軽妙洒脱で辛口の,ユーモア溢れる作品。


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