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悩める伯爵 [アン・アシュリー]

SHALOKMEMO356
悩める伯爵(華麗なる貴族たち所収) The Earl of Rayne's Ward 1997」
アン・アシュリー Anne Ashley 古沢絵里



華麗なる貴族たち
PB-32/07.02/
\1180/570p


第7代レイン伯爵を受け継いだドラモンド(ドラム)には幼いなじみのじゃじゃ馬娘レベッカがいた。二人はすぐに口げんかをするが互いに心を許し合う中。しかし,大人になる年頃,ドラムは軍隊にはいり,レベッカは寮生活のため家を離れてしまう。爵位を次いだドラムが家に帰ってきたとき,レベッカは外見はすっかり大人の女性になっていたが,性格や行動は変わっておらず,兄弟のような感覚でドラムを見てはいたものの,ドラムの保護者ぶった態度にすぐ口答えをしてしまうレベッカだった。そんな二人を周囲は微笑ましく見ていた。唯一眉をしかめたのは前伯爵(ドラムの兄)の未亡人ハリエットだけだった。レディ・ハリエットはドラムを誘惑し,再婚したいと思っていたのだった。(つづく)

レイン家の領地ではドラムの帰京後何人かの不審死とドラム自身の周囲に大きな事故につながる不審なことが起こるようになっていく。そして,ふざけてレベッカが弾丸の入っていないライフルをドラムに向けた瞬間,ドラムは狙撃され,大けがを負ってしまう。



レベッカというユダヤ的な名前をもった愛らしく生き生きした女性が,ドラムの母や祖母,親友エリザベス,そして社交界の紳士たちをきりきり舞いさせながらドラムとの愛に気付いていくまでを描くさわやかな一作。


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