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気高き約束 [シルヴィア・アンドルー]

SHALOCKMEMO377
気高き約束 Lord Calthorpe's Promise 2002」
シルヴィア・アンドルー Sylvia Andrew 遠坂 恵子



1815年6月。ワーテルローの戦いの前夜。アダム・カルソープ卿は,トム・ペイン,アイボ・トレンチャードらとパーティーに出席後,翌朝早く,戦場へと向かった。トムは自分に万一のことがあったら妹の面倒を見て欲しいとアダムに頼む。
7月。トムの妹キャサリン・ペインの元に兄トムの戦死の方が寄せられる。しかもペイン家の叔父一家がトムの後に領地を差配することになるのだ。アダム卿からは,1通の手紙が来たものの兄の死にショックを受けていたキャサリンは,アダム卿の援助を断る手紙を出す。
ヘンリー・ペインはじめ叔父一家は屋敷に引っ越してくるやいなや早速一家そろってキャサリンいびりを始める。しかもキャサリンに信託遺産があると知るや,息子のウォルターとキャサリンを結婚させようと画策する。二進も三進もいかなくなったキャサリンは4ヶ月後にアダムに助けを求める手紙を出すが,これまで出していた手紙が叔父の企みで届いていなかったことを知らないアダムは初めから予断を持ってキャサリンを見るようになる。





ここから先はやっとヒロインとヒーローのそろい踏みとなるのだが,気が強く,際だった美貌を持つわけでもないヒロインという設定も珍しいが,「みにくいアヒルの子」として,アダムの母や元家庭教師に助けられながらキャサリンのロンドンでの社交界デビューは大成功を納める。二人の間を引き裂こうとするアダムの元カノやペイン家の馬鹿息子などが活躍し,ハラハラさせる。



エピローグは2年後。妊娠したキャサリンとアダムのしあわせな家庭をアイボが訪れる。シリーズ化するとすれば,次作のヒーローとなるだろう。


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