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甘い銃弾は最後に [マリーン・ラブレース]

SHALOCKMEMO383
甘い銃弾は最後に The Last Bullet (Cle North 3) 2005」
マリーン・ラブレース 皆川孝子





クレオ・ノース・シリーズ第三巻。
前回に引き続きジャック・ドノヴァンとの関係が気になるところだが,同時に独立心が強く決して妥協することのないクレオがいつまで一人でがんばれるかも気になるところでもある。
今回の事件,冒険はクレオがかつて所属していたOSIの上司から政府の仕事を頼まれるところから始まる。初めは断ろうと思っていたクレオも,ジャックと一緒に仕事であり,前作で知り合ったMI6のレディ・マーストンからの依頼でもあり,再び海の冒険へと出かけていくが,かっこ悪いことに船酔いで朝食をすっかり戻してしまう。このあたりの人間らしさがアイすべきクレオの姿。レディ・マーストンとマルホランド船長との関係,ジャックと前妻の関係など,微妙な男女の心のひだが見事に描かれている。そしてドリーンの驚くべき秘密兵器は,ムーンスピナー。また,謎の奥にはぶきみな生物兵器。ミステリファンにも,とにかく楽しめる1冊。


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