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バルセロナの夜に二人は(異国で迎える季節 3) [マリーン・ラブレース]

SHALOCKMEMO536
バルセロナの夜に二人は The Exective's Valentine Seduction 2009」
マリーン・ラブレース 中野 恵





「異国で迎える季節」三部作の最終巻。
 ヒロインは,三人のヒロインたちの中で最も落ち着いているように思えるキャロライン。そして,ヒーローは,国際的なセキュリティ会社のCEO,ローリー・バークです。
 ローリーの会社の役員研修会をスペインのバルセロナ近郊のトッサ・デ・マール(バルセロナの北85キロ)で開いた。会場で初めてローリーと出会ったキャロラインは,ローリーがハイスクールの時自分を妊娠させ,その後去ってしまった相手だと気づく。しかし,ローリーにはそのことを知らせることができないまま,赤ん坊は死産で,キャロラインは以来心から愛せる相手には出会わなかった。出会ってみるとローリーは当時の風来坊的な要素は全くなく,世界的な大企業のCEOとして,社員からの信頼も絶大な大人になっていることが分かった。
 実は,この会議の企画は,ローリーがキャロラインとの接触を都合よく果たすためにローリーが綿密に計画した企画の一部だったが,二人が出会ってしまうと,ローリーには昔の借りを返したいという気持ちだけではおさまらず,計画そのものも大きく変わってしまうことになった。
 キャロラインも,昔のローリーの自分に対する所業を責める気持ちは全くなく,逆に,ほかの男性に感じられない深い気持ちをローリーに抱かざるを得ないことに気づいてしまうのだった。
 こんなストーリーですが,三部作の最終巻らしく,終盤では,デヴォン,サブリナ,そして,カルとマルコがキャロラインのもとを訪れ,「ヨーロッピアン・ビジネス・サービス」の3人の女性経営者と,その相手の3人の男性が勢ぞろいします。まさにセレブや6人の男女が揃った場面は,想像しただけでも圧巻です。昨夜のテレビでゴールデン・ブローブ賞の授賞式を見ましたが,あんな感じなのかなぁと。


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