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仮面の花嫁 [サラ・モーガン]

SHALOCKMEMO641
仮面の花嫁 Sale or Return Bride (For Love or Money 6) 2005」
サラ・モーガン 和香ちか子





 ロミオとジュリエットのように対立する2つの名家に挟まれた悲恋は,古来からロマンスの王道を行くものですが,本作でもフィオルキス家とローリングス家のセバスチャンとアリージアではありますが,サラ・モーガンはかなり世代的なひねりを加え,さらに最後まで悪役を貫き通す意外な人物を設定することにより,悲恋をロマンス小説的にハッピーエンドに切り返しています。
 後半はどちらかというとロマンチック・サスペンス色が強くなるようにも思います。文庫本オビではヒーローのセバスチャンのギリシャ人的頑固さが強調されていますが,逆にヒロイン,アリージアの弱弱しさの方がちょっと鼻につく人もいるのではないでしょうか。


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