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裸足のプリンセス [マリオン・レノックス]

SHALOCKMEMO720
裸足のプリンセス Her Royal Baby 2003」
マリオン・レノックス 高橋庸子





タムジン(タミー)・デクスターは樹木治療師としてオーストラリアで樹上にいた。そこにやってきたのは礼服を着たマルク。ブロイデンブルク公国の摂政だという。タミーの妹ラーラがヘンリーという息子を出産した後,夫で公国の君主ジャン・ポールとともに事故で死亡。タミーの甥のヘンリーの後見人にタミーが指定されているため,ヘンリーをオーストラリアから出国させるにはタミーの承諾が必要だという。タミーとラーラの母親は4人の男性と結婚し,姉妹の父親はそれぞれ別だった。タミーは幼いラーラの母親代わりとして育てた経緯があり,ここしばらくは連絡すら取っていたなかったが,ラーラが自分を息子の後見人に指命したことは理解できた。では,今ヘンリーはだれと一緒にいるの?この疑問にマルクは,ナニーが面倒を見ているという。では,家族は?甥がブロイデンブルクの君主であり,マルクが国に連れ帰るという。国で最高のナニーを雇うというが,だれが愛情を持って育ててくれるの?考えさせてほしいというタミーに対して,マルクは4日後までに結論を出さないと,ヘンリーは君主としての資格を失うという。それでは,私も一緒に行くわ,とタミーは結論を出さざるを得なかった。公国についてみると,立派なお城に,使用人以外だれも住む者がおらず,しかも国の政治は有力者たちによって支配されていて次第に優秀な人たちが出国する傾向にあり,マルクが立て直さないと,やがて国は滅びてしまうという。マルクになぜか惹かれるものを感じ始めたタミー。そして,マルクも城の中でもTシャツにジーンズのみすぼらしい姿のタミーが本当は美しく,自立した女性であることに気づき,いつもタミーのことが頭から離れなくなってしまう。しかし,城に着いてみると出迎えたのは自称マルクの恋人で,タミーを見下した態度をとる。それに負けずに言い返すタミー。そんなタミーにマルクはさらに魅力を感じていく。

初めは人に対して反応を示さなかった生後十ヶ月のヘンリーも,タミーとマルクにだけは手を伸ばしてくるようになる。24時間交替でヘンリーの面倒を見るように宣言するタミー。本当はマルクとヘンリーとの絆を強めようと考えたからだった。ほぼ一晩を一緒に過ごしたマルクとヘンリーは実の親子のような関係を築く。翌々日,タミーと交替しようと城を訪れたマルクは,タミーがすでにオーストラリアに出国したことを知る。1通の手紙を残して。一月後,タミーはオーストラリアに戻り,樹木治療師としての仕事に戻っている。でも心のなかではいつも,ヘンリーとマルクのことが頭から離れなかった。樹上で仕事をしているその時,マルクの声が聞こえる。「ヘンリーが立って歩くようになったよ」。マルクはタミーのいる木に登り初め,やがて驚くべき提案をする。最後は,タミーの友人のオーストラリアの樹木治療師たちの元に来た手紙で,その後の二人の,いや三人の様子が知らされる。このラストがとてもしゃれている。爽やかな1作。


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