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御曹子の傲慢なプロポーズ [マリーン・ラブレース]

SHALOCKMEMO786
御曹子の傲慢なプロポーズ The Diplomat's Pregnant Bride 2013」
マリーン・ラブレース 中野 恵





シリーズ2作目の翻訳です。前作のヒロイン,サラの妹ジーナがヒロインです。奔放でいろいろと問題を起こしてきたジーナですが,外交官(無任所大使)のジャックの子供を身ごもってしまいます。しかし,サラがデヴォンとの結婚で家を出てしまうと祖母の面倒を見る人がいなくなってしまい,当面家に帰って祖母と過ごすことになります。そして,自分自身のキャリアを積むため,イベント・プランナーとして実力で「TTS」という大手企画会社の面接に行くのですが・・・。経営者のニコールはすぐにでもジーナに働いて欲しい様子。ジャックからは結婚して欲しいと何度も言われますが,自分の自立がまず優先と,ジーナはその提案を受け入れません。ジャックの両親にも会いに行きますが,ジャックの父からちょっと言われた嫌みが結構気に触ったりしますが,ジャックはそんなジーナを気遣ってくれます。祖母のシャーロットからはふたりの間の問題だから自分たちで決めるようにと許しを得,姉のサラも相談に乗ってくれます。ほとんど悪阻もなく妊婦として食べるものに気をつけるぐらいで,ばりばりとイベントプランナーの仕事をこなし,会社や周囲のスタッフからも信頼を得てくるようになりました。そんなとき,祖母と住む家に突然ヨーロッパから遠い親戚と称する兄妹が訪ねてきます。ドミニクとジアが家に滞在することになりますが,ジャックが家にやってきたとき,ドミニクとの間で火花が散ります。どうやら二人は知り合いで,しかも因縁がありそうな様子です。ジーナがジャックのアパートで一夜を過ごしバスルームから出てきたとき事件が起こります。3人の男性がアパートに侵入し,ジャックに銃を向けてイルではありませんか。しかもそのうちの一人がドミニクだったのです。あごを殴られて気絶したジーナは,気がつくとすぐに通報し,連れ去られたジャックの捜索が始まります。FBIはもちろんデヴォンの会社のスタッフにも協力を得てジャックの行方を捜してくれます。やがてジャックの行方を見つけたFBI捜査官の後をジーナたちが追いかけていくと,ドミニクが血を流しながらやってきて,妹のジアと再会します。ドミニクにジャックはどこか,無事かと問い詰めるジーナの眼に,FBI捜査官と話しているジャックの姿が見え,二人は感激の抱擁を・・・。事件の真相が明かされ,もうジーナとジャックの間には愛以外のものが存在しないこと,そしてイベント会社の社長ニコールが二人の結婚式のイベントを準備したいと言っていることで,もはやジーナに結婚を断る理由もなくなりました。
代々大統領の補佐官を輩出するなどの政治分野で活躍していたジャックの家,そして先祖をたどるとマリア・テレジアにたどり着く由緒ある家柄の子孫でレディの称号も持つジーナ。ちょっと豪華な登場人物ですが,簡単に結婚を承諾しないジーナのきっぱりした性格がとても気に入りました。そして孫娘たちの行く末を案じ,必要なときは威厳を持って力を示すシャーロット大公妃が水戸黄門のような存在です。ちなみに,表紙の金髪のモデルさんがほとんどの作品で横顔で登場する素敵なモデルさんで気に入っています。


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