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青ざめた蘭 [アン・メイザー]

SHALOCKMEMO912
青ざめた蘭 Pale Orchid 1985」
アン・メイザー 山本みと





アン・メイザー1985年の作品ですが物語の中心舞台がハワイの孤島であることもあり,古さを感じさせない作品です。秘書としてのキャリアを積むためイギリスからハワイのジェイソンの元に臨時の派遣秘書としてやっていたローラ。やがて富豪のジェイソンの誘いに乗って若くてうぶなローラが,二人の関係を始めてから2年以上も二人の関係は続きます。ところが,ジェイソンと人妻との関係,そしてその人妻の夫の自殺という事件に遭い,ローラはジェイソンの元を去ることにします。それから3年。ローラは人気作家ピアースの下で働いていました。そこに飛び込んできた妹の自殺未遂事件。そして自殺を思い立ったきっかけはジェイソンの義理の弟との交際の結果の妊娠という事実だけでした。義弟に会わせて欲しいとジェイソンに頼みにいったローラでしたが,会ってくれないと思っていたジェイソンが自分のフラットに訪ねてきたのには驚きました。そしてジェイソンは3年前自分を捨てて去ってしまったローラに今も惹かれているということを公言するのでした。やがて病が癒えた妹を伴いジェイソンの住むハワイの孤島を訪れたローラ。いくらジェイソンに惹かれても将来を思い描くことの出来ないローラに妹のパメラはジェイソンとの関係を何故黙っていたのかと責めるのでした。ジェイソンに対する気持ちを押さえきれず親密な関係を断ることの出来ないローラですが,どうしてもジェイソンには冷たい態度を取らざるを得ません。数ヶ月後,ジェイソンは本戸への出張だとして一人で島を離れます。そして数週間,やがて体の変調に気づいたローラは再びイギリスに逃げてしまったのでした。自分を愛していないジェイソンとの間の子供を一人の力で育てようと。作家の下で働いていたローラをジェイソンの妹アイリーンが訪れ,ジェイソンの酒浸りの生活が心配だと,そして過去にあったモンティフィオーレ家と確執のあった自殺をした男性との間の事実を告げるのでした。自分が誤解していたと気づいたローラはジェイソンを訪ね,そして二人は・・・。長い紆余曲折の末互いの愛を確認し合うまでのスケールの大きな物語です。イギリス,サンフランシスコ,イタリア,そしてハワイ。二人を取り巻く家族,家政婦,友人などが自然な形で登場し,二人を温かく見守り,背中を押していく姿がとても温かく,ほんわかした気分にさせてくれる作品です。


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