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ジュリエットの純愛 [シャンテル・ショー]

SHALOCKMEMO951
ジュリエットの純愛 A Night in the Prince's Bed 2014」
シャンテル・ショー 佐倉小春





シェイクスピア劇場の舞台女優ミナ・ハート。美しさと純粋さと優しさにあふれた完璧な女優ですが大きな秘密を抱えています。幼少の頃の病気の後遺症で難聴で補聴器を使っていたのです。女優という仕事と聴覚障害者というハンディキャップを両立させるには並大抵の努力ではできないことですが,舞台監督兼俳優の父ジョシュア・ハートの期待に応えられるようにと度量を重ねてきた結果,「ロミオとジュリエット」の主役ジュリエット役を勝ち取っていたのでした。エリザベス朝のシェイクスピア劇場を復活させた劇場の立見席でミナを見つめ続けていたのは北欧のストーヴァル大公国の君主アクセル・トールセンでした。ヴァイキングの子孫らしい素晴らしい体躯とオールバックにしたブロンドの髪を持つ大公は会議でロンドンを訪れていたのですが気晴らしに入った劇場でミナを見てから,3日間も続けて立ち見席で2時間半の公演を見続けていたのでした。この劇場はあの「恋するシェイクスピア」で登場する劇場に似たものでしょう。大公の視線にミナも気づき,時折台詞のタイミングを失ってしまうことすらあるほど動揺させられていたのでした。なんとか公演も無事終了し打ち上げで訪れたバーでミナは再び大公の出会います。しかし彼が何者であるかは全く分かりませんでした。バーにやってきた,かつてスキャンダルをでっち上げられた新聞記者から逃れるためにバーを出た彼女は路地でマリファナを吸っている6人の青年に行く手を遮られ恐怖を覚えます。その時救いの手をさしのべてくれたのはまたしても大公でした。そして誘われるままにミナと大公は一夜を共にします。しかし翌日の朝刊にホテルに入っていく大公とミナの写真が掲載され,マスコミがホテルを取り巻く始末になっていました。その時初めてミナはアクセルが大公であることを知るのでした。その後互いが互いの素性や立場を利用したのではないかと誤解したまま別れてしまったことに気づき,ミナは大公を追ってストーヴァルを訪れます。二人の関係は紆余曲折の中で次第に深まりつつも,父親に避けられていると想い続けていたミナ,かつて小さい息子の命をなくしたのは自分のせいだと思っていたアクセルが心を傷を抱えたまま愛を素直に口に出来ないまま関係が深まっていきます。女優としての成功よりもドラマセラピストとしての仕事を望んでいるミナ。愛は国を治めていくための障害になるという教育を受けてきたためにミナとの関係に心からの愛を挟みたくないと思い込んでいるアクセル。このすれ違いの結果,ミナはジュリエット役のニューヨーク公演を理由にストーヴァルを離れます。しかし父との和解,アクセルが息子フィンの存在を国民に明らかにしたことなどの互いの努力の結果,ミナもアクセルに例え愛されなくても彼を支えていきたいと勇気を出させることになるのです。オーロラを始め厳しいながら美しい北欧の風景と,ロンドン,北欧,アメリカと世界を舞台にしたスケールの大きな「ロミオとジュリエット」劇さながらの壮大な物語です。


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