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忘却のかなたの楽園 [マヤ・バンクス]

SHALOCKMEMO1028
忘却のかなたの楽園 Enticed by His Forgotten Lover
誘惑された花嫁 1) 2011」
マヤ・バンクス 小林ルミ子





 マヤ・バンクスのコンテンポラリーも読んでみたいなと思って目にとまったのがこのシリーズ,「誘惑された花嫁」4部作でした。第1作の本作は先祖から譲り受けた海辺の土地にリゾート建設の計画,静かな町の発展か自然のままの維持かという選択と,それにからむ男女のロマンスを描いた作品です。テキサス州ガルベストン州の海に浮かぶ小島ムーン・アイランドの浜辺の所収者ブライアニー・モーガンは所有地の税金が負担になってきて土地を売りに出します。飛びついてきたのはリゾート開発会社社長で冷徹者というニックネームをもつラファエル・デ・ルカ。ラファエル,ライアン,デヴォン,キャメロンの4人がこのシリーズのヒーローたちですが,特にラファエルは情け容赦ない商売のやり方で冷たい経営者として知られていました。土地は売りたいけれども,ムーン・アイランドの市長始め島の住民たちはリゾート開発には反対です。付近の土地が観光地として栄え,観光客たちが大挙して押し寄せる様子をみて,我が町はそれとは異なる静かな生活を送れる町という思いが町の人たちに定着していたからです。ブライアニーは市長の秘書的な役割も含め町の何でも屋として住民たちの様々な世話をして生活をしてきました。また糖尿病を患う祖母が隣家におり,その世話も引き受けていたのです。そんなブライアニーを説得しようとラファエルは町にやってきて,やがてブライアニーとの間に愛が芽生えます。そして土地の売買契約を結ぶと,リゾート開発はしないということを条項に入れないまま,口約束だけでラファエルはニューヨークに戻ってしまいます。しかも,その時航空機事故で,ラファエルは一部の記憶をなくしてしまうのでした。物語は記憶を失ったラファエルの元に怒りを抱えた,そして妊娠したブライアニーが訪ねてくるところから始まります。ブライアニーに関する記憶をすっかり失ってしまっていたラファエル。実はラファエルは契約を取り付けるためにブライアニーを誘惑し,それに罪悪感を抱いていたために都合良くその部分だけの記憶を失っていたのです。お腹の中の子供の父親が自分だといわれ,真偽を確かめるため,そして遅れていた工事の開始を早めるようにライアンたちにせっつかれたラファエルはブライアニーとともにムーン・アイランドを再訪することにするのでした。帰宅したブライアニー立を待っていたのは工事の再開に腹を立てた市長や警察署長たちでした。相変わらず記憶を取り戻せないラファエルでしたが,ブライアニーに島を案内されていくうちに,記憶とは別にあらたにブライアニーとの生活を,子供と共に島で生活することを望んでいる自分に気付いていくのです。ライアンたちと約束した1週間の期限が来てニューヨークに一度戻るラファエル。ブライアニーに一緒に行くことを約束していた矢先に祖母が発作を起こし,一人で帰ることになってしまいます。祖母が落ち着き,遅れてニューヨークに向かったブライアニーがラファエルの会社に立ち寄ったとき,ラファエルは記憶を取り戻し,ライアンたちにブライアニーを騙していたことを告白している最中に出会ってしまいます。裏切られた絶望で逃げるように島に戻ったブライアニー。さて二人の関係は?
どうにも都合のいい展開が目立ってしまう本作ですが,156ページと短い制限の中では,これもまた仕方のない展開にならざるを得ないのでしょうか。


タグ:ディザイア
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