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キスのレッスン [ペニー・ジョーダン]

SHALOCKMEMO1115
キスのレッスン An Expert Teacher 1987」
ペニー・ジョーダン 大沢 晶





裕福な家庭の子女と貧しい境遇からたたき上げて成功した富豪とのラブロマンスです。ジェマ・パリッシュは14歳のころ近くの小川のほとりでルーク・オウロークに出会います。二人の間には次第に友情が芽生えていきますが,兄の友人のトムに出会ったことからルークにキスの仕方を教えてくれととんでもないお願いをするのでした。当時ルークは20歳。それから10年後,公立総合中等学校で教職に就いているジェマは両親の俗物的見方にうんざりしています。家に来客があると聞き,その中にルークという名前を聞いてまさか・・・という気持ちでした。10年前にキスのレッスンをお願いした翌日からルークは姿を消してしまいます。その後ジェマは何人かとデートをしたものの決定的な体験をしないまま24歳になっていたからです。あの時のルークとは別人であることを願いつつ,来客の中にあの,ルークがいたことで動揺するジェマ。しかもルークはジェマに初めて会ったかのように接するのです。そのことにルークは未だに自分に腹を立てているのだと思い込むジェマでした。ジェマの勤める公立中学校に人減らしの嵐が吹き荒れ,働かなくても食べていける裕福な実家を持つジェマが,校長から呼ばれて自主退職を暗に仄めかされるのです。その後の生活の様子をルークと話し合ったジェマはこのこともルークに話さざるを得なくなりました。そしてルークは新しいプロジェクトにジェマの力を是非借りたいと自分のアシスタントになるように説得を始めたのです。そしてカリブ海の島に向かったジェマとルーク。島の空港にはルークを慕うサマンサという娘や,ジェマの存在を歓迎しないことをからさまに示す地元の社員たちがいるのでした。イギリスに帰りたいと思うジェマにルークは契約書の内容を思い出させ,現地に留めようとするのでした。ルークが少しずつ明かしていくジェマへの気持ち。そしてジェマの方もルークを愛し始めていること,いや10年前からルークを愛していたことに気付き,深夜ルークの部屋に忍んで自分を投げ出すのでした。
ペニー・ジョーダン作品ということで期待して読み始めましたが,あまり捻った部分もなく,予想どおりの展開が続きちょっと拍子抜けした感じの正統派ロマンスです。


タグ:ロマンス
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