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恋より情熱的に [ミランダ・リー]

SHALOCKMEMO1120
恋より情熱的に The Playboy's Virgin
(プレイボーイの誘惑 2) 2000」
ミランダ・リー 真咲理央





 今年の年間300冊目になる作品です。読了冊数はこれまでの最高は2005年の年間130冊でしたが,今年はそれをずいぶん上回り,10年ぶりの快挙となります。また今年6月の月間39冊も記録を大きく塗り替えました。5月から7月の3カ月間で103冊と4半期でほぼ昨年の年間冊数と肩を並べるほどになったのが大きな原因だろうと思います。
 さて,そんな記念になる作品に選んだのがミランダ・リーの作品です。教師の父親と裁縫師の母を持つミランダですので,本作でもそうですが,教育に関する職業や,服飾関係の職業の登場人物が多く出ているようです。また,本作にはシドニーというオーストラリア最大の都市と,「奥地」といういわゆる地方とを対比させてローカル色を出しています。アメリカなどでも「最深部」などという言い方がありますが,海岸からかなり内陸に入った地域をこのように呼ぶのでしょう。そこは,灼熱の砂漠が存在し,人口も少なく荒れ果てた土地柄がイメージされています。「アウトバック」と「奥地」が同じことを指しているのか,地方が異なるのかはちょっとよく分かりませんが,イメージとしては同じようなものなのかなと思っています。どなたか詳しい方がいたらコメントが欲しいものです。しばしば大きな森林火災に見舞われるオーストラリア。メルボルンなどでも何週間も続く森林火災のニュースが流れたような記憶があります。internetで「オーストラリア 森林火災」で検索してみたらトップに出てきたのは「オーストラリア「最悪の森林火災」で死者200人・1800棟が焼失」と出てきました。いつのことなのかよく分かりませんが,毎年のようにこのような火災の被害が出ているようです。留学先にオーストラリアを選ぶ日本の学生が多い最近ですが,このような被害に遭わないよう願うばかりです。
 本作のヒロインはそんな奥地でB&Bのウエイトレスをしているタニア・ウィルキンソンです。いわゆる田舎の女の子(といっても23歳ですが・・・)が突然遺産が舞い込んできて,それを知らせに来た富豪とロマンスに落ちるというシンデレラ・ストーリーですが,自立心が強く,磨けば光るスタイルの良さと美貌を持つタニア。このハーレクインSP文庫版の表紙モデルはまさにズバリそんな女性で,こればBest_Imageといってもいいでしょう。ハーレクイン文庫版の表紙はシドニーの有名なオペラハウスと橋が写っていてその雰囲気を出していますが,女性モデルはちょっと田舎くささが抜け切れていない表情で写っています。「プレイボーイの誘惑」シリーズの第2巻になります。ヒーローとなるプレイボーイは広告代理店を1代で築き上げた富豪ハリー・ワイルド。シドニーにいくつもの客室と最新設備を持つペントハウスを持ち,有名どころの企業の広告を成功させていますが,タニアの叔母の会社「ファム・ファタル」の広告も手がけており,その叔母が亡くなってタニアが女性近親者として遺産を受け継ぐことになったことから奥地にタニアを迎えに行きます。かつてタニアにはロバートという恋人がいましたが,実は妻帯者でありすっかり騙された経験を持つタニアは男性との付き合いはそれ以降全くありませんでしたし,奥地ではタニアのふさわしい年齢の男性もイナというのが実情だったようです。しかしハリーを見た瞬間,タニアはすっかり惹かれてしまい,その気持ちを相手に悟られないように帰って冷たい態度をしてしまうのでした。一方はリーの方はなんとかなだめてでもタニアをシドニーに連れて行き最初の株主総会までの1カ月間で会社を建て直してもらわないと会社は営業不振で倒産してしまう可能性がありました。初めはお飾りとして1カ月間をシドニーで過ごしてもらおうと思っていたハリーは,タニアがホテルの経営のマネジメントの経験があり,叔母に似て磨けば光る美貌を持っていることに気付いてからは,タニアを励まし,シドニーで暮らして欲しいと思うようになります。タニアには父親代わりのアーニーという男性がおり,このアーニーがなんとハリーとぴったりと話が合うようになります。シドニーに行ってからタニアがアーニーにかけていろいろ報告するその電話をハリーが引き取り,そのまま30分以上も話してしまうなどタニアよりハリーの方がアーニーとの会話を愉しんでいるふしがありました。さて,シドニーで1番と言われる美容室ですっかり変身してしまったタニアはまさに叔母と同じ絶世の美女に生まれ変わり,会社の経営に乗り出そうとします。そこに待ち受けていたのは,なんとかつてタニアを騙していた男性ロバートだったのです。ロバートの自分ばかりを主張する勝手な経営方針で実は優秀な会社のスタッフが次々に転出してしまい,さらに残ったスタッフからも総スカンを食っていました。タニアは瞬時にロバートをクビにして,転出してしまったスタッフを呼び戻し,会社をかつてないほど成長させてしまったのです。もちろんハリーも少しずつアドバイスをしていましたが,タニアの能力はハリーの想像を遥かに超えるものでした。互いの欲望を隠さずに何日も関係を深めていった二人ですが,初めに二人とも将来を語り合うような関係にはならないと言い切ってしまったために,ぎくしゃくした気持ちを持ったまま,ついにハリーが別れを決意してしまうのです。いまやハリーに劣らず富豪になってしまったタニアとハリーの関係の修復やいかに・・・。とにかく素敵なヒロインのシンデレラ・ストーリーで,オススメの1作でした。


タグ:イマージュ
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