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エーゲ海の独身貴族 [レベッカ・ウィンターズ]

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エーゲ海の独身貴族 Baby Out of the Blue
(愛の使者 1) 2013」
レベッカ・ウィンターズ 後藤美香





 ギリシア版「オズの魔法使い」。フランチェスカ・マイヤーズとケリー・ペトラリアが休暇でギリシアを旅行中,天候悪化を避けて目的地途中のホテルに立ち寄り,翌朝朝食を摂りに中庭に立ち寄ったフランチェスカ(フラン)が子猫の鳴き声かと思って見ると,なんと生後間もない赤ん坊の声だった。実は昨日の荒天で竜巻が起こり,20キロ先のリゾート地から竜巻に舞あげられて着地したデミトラ(デミ)という生後七ヶ月の女の子だった。という設定です。デミトラは,富豪一族アンゲリス家の末娘メリナとスタヴロス夫妻の長女で,二人とも昨日の竜巻の犠牲になり,デミはたった一人残されたのでした。デミはフランには良く懐き,フランがいなくなると大声で泣き,情緒不安定になってしまいます。フランも病気で子供を持つことができなくなっており,デミには深い愛情を感じてしまうのでした。妹を可愛がっていたアンゲリス家の三男で,会社のCEOを務めるニコロス(ニック)・アンゲリスにもデミはよく懐き,妹夫妻を失った悲しみよりも,これからデミをどのように育てていったら良いか悩むことになります。それよりもデミが良く懐いているフランに,女性としての魅力を感じ始めていることに困惑します。タブロイド紙ではプレイボーイとして名高いニックに,デミの養育係として利用されないようにとケリーはフランに忠告するのですが,フランもまたニックとの間に化学反応が起こってしまうことをどうしようもなくなっていくのでした。親友の忠告に従うか,自分の直感に従うか,究極的判断を迫られるフランですが,なんとしても自分を裏切った婚約者との間の関係から男性に無条件の信頼を寄せられなくなっているのをニックに見抜かれてしまいます。ギリシアの美しい自然や歴史的建築物,そして共通の趣味であるアウトドア体験をとおして,ニックに惹かれ,デミとの別れも先延ばししていくフランですが,ケリーに忠告されたことをニックに話したとたんに,ニックに背を向けられ,アメリカに帰るように言われてしまうのでした。その時,フランはニックとデミを失うことの痛みをこれ以上ないほど感じて,留まることを決意するのです。歴史で習うギリシアの神話や遺産が随所に登場し,観光案内としても面白く読める本作。心優しく,意外にもアウトドア派のフランがとても自立した女性らしいヒロインです。そして,シリーズ姉妹編はケリーがヒロインとなります。本作ではちょっとフランに意地悪な忠告してしまうケリーが,夫との離婚をどう乗り越えて行くのかも期待されます。


タグ:イマージュ
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