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バージンロード [ヘレン・ビアンチン]

SHALOCKMEMO1228
バージンロード Dark Enchantment 1986」
ヘレン・ビアンチン 雨宮朱里




HQSP-108
16.04/¥540/208p

R-1347
97.10/¥672/156p


 原題は「暗い魔法」
 ヒロイン:クリスタ(クリス)・ローレンセン(21歳)/名家の令嬢/亜麻色の髪,真っ青な大きな瞳
 ヒーロー:ジャレッド・チェイス(34歳)/チェイス=ローレンセン社社長,クリスタの後見人の一人/
 なんの苦労も知らないお金持ちのお嬢さん。フランスの花嫁学校を終えシドニーに帰ってきます。北欧系の美女クリスタ(クリス)は,それでもそんなに大柄ではないようです。教養はあっても何か資格があるわけではなく,職に就く必要もない,日々,買い物やのんびりすることだけの生活。そして継母は結婚こそクリスの生きる道と考えています。一方ジャレッド・チェイスは会社の共同経営者としてクリスの父とジャレッドの父が経営する会社を取り仕切っていますが,クリスの父が亡くなった今,実質的にはジャレッドが会社の全てを支配していると言っても過言ではありません。シドニーにあるクリスの家は,クリスが結婚すれば継母アンジェラのものになるというのが遺言です。何をしてもアンジェラに敵うはずがないとクリスは半ばあきらめの気持ち。しかも結婚に関してアンジェラとジャレッドが結託しているとなれば,もうどうにも手の打ちようがない,というのがクリスの正直な気持ちでした。では誰と?やはり,裕福なお坊ちゃんサイモンが時々パーティで声を掛けてきますが,惹かれるものが何もありません。それに対していつも自分の保護者のように振る舞うジャレッドを意識してしまうクリスでした。そんなジャレッドから結婚は自分とと言われたクリスは,驚きます。ローレンセン家とチェイス家の合体という意味では会社の安定に最も有効な手段であり,クリスの父もそれを望んでいたと聞かされ,まるで会社の合併のための政略結婚のように思えたからです。そこに愛はないの?と落胆するクリス。しかしジャレッドに惹かれるものを感じているクリスにとって,この結婚は自分にとっても良いのでは?でもジャレッドの愛を獲得できるのだろうか,そんな思いで,結婚を決意したのでした。そして決意するにはもう一つ,ジャレッドがかつて付き合っていたパメラというモデルが未だにジャレッドを狙って時々現れるということも理由にありました。ジャレッドの行動にいつもなにか反抗的な態度を取ってしまうクリス。しかし次第にジャレッドとの結婚の準備が進み,花嫁介添え人を務めてくれることになった親友ルイーズに逢うために出張中のジャレッドを追いかけて西海岸のパースまで飛ぶクリス。そしてパースでついにジャレッドと一夜を過ごすのでした。ホテルの夕食の席にもまたまたパメラが現れ,クリスは立腹してジャレッドの頬を平手打ちするのですが・・・。
 幼少期に母を亡くし,ティーンエイジャーで父をも失ったクリスが,後見人ジャレッドの庇護の元で次第に少女から乙女になりそして21歳で結婚するまでを描いた成長譚です。何不自由のないお金持ちの令嬢が,実は意外と幸せを見つけるのは大変なのだということを描いた作品ですね。つい大人ぶってしまう,しかも自分に自信が持てないで過度の心配をしてしまうクリスが愛らしく,その心の成長が丁寧に描かれています。


タグ:ロマンス
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