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愛の物語の結末は? [ルーシー・ゴードン]

SHALOCKMEMO1229
愛の物語の結末は? His Brother's Child
( Baby Boom 7 ) 1997」
ルーシー・ゴードン 高橋庸子




HQSP-109
16.04/¥540/224p

I-1149
98.05/¥641/156p


 原題は「彼の弟の子供」
 ヒロイン:ドナ・イーストン(27歳)/元看護師,イギリス人/卵形の顔,黒い髪,大きな青い瞳/7歳で両親が離婚,10歳で母を亡くし,その後施設に入る。16歳で自立。里親たちにも捨てられた。自分の居場所がないと感じている。/
 ヒーロー:リナルド・マンティーニ(33歳)/実業家/背が高くハンサム,威厳に満ちた容貌。/
 またまた傲慢なイタリア男の登場です。年の離れた弟の恋人で,すでにその子供を妊娠している女性を奪おうとするヒーロー。そして財産目当てで,まだ考えの幼い弟を騙してマンティーニ家に入り込もうとしていると徹底的にヒロインを虐めます。ところがヒロインのドナは兄弟の父のピエロに好かれ,さらにリナルドを育てたも同然の家政婦マリアにも好かれ,家中の使用人たちからも好かれていくのです。そして自分とドナとの結婚を認めようとしない兄に嫌気がさして駆け落ちしようとした弟の気持ちを考えずにドナに高額なお金を渡そうとします。弟トニが隙を見てその金をせしめたとは知らずに,出奔した二人が言い争って事故を起こし,トニは亡くなってしまいます。幸いドナのお腹の子供は無事でしたが,父親を亡くした赤ん坊を育てるという名目でリナルドはドナに結婚を迫ります。妊娠中の不安定な気分のまま結婚を承諾するドナ。市役所で簡単な式を挙げてドナはマンティーニ家のヴィラで暮らすことになります。それには自分を大切に思ってくれる義父ピエロが息子を失った落胆で倒れてしまい,ドナとリナルドの結婚を望んだからでもありました。義父の看護をしながらもリナルドとは同居しているだけの関係に,ドナはリナルドを愛していることに気付きますが,言葉の端端にトニのことを回顧するドナにリナルドは冷たい態度を取らざるを得なくなるのでした。このころにはもうリナルドもドナの言っていることを信用するようになっていたのですが・・・。赤ん坊は無事には生まれませんでした。リナルドと一緒の車で帰宅途中に急に産気づいたドナ。まだ予定日まで1カ月もあったにもかかわらず,ついにドナは車中で息子を出産し,トニと名づけます。ピエロの喜びもそして家中の使用人たちも赤ん坊を可愛がり,いたたまれなくなったリナルドは数カ月間事業のために出張し,各地の工場を回ることにするのでした。この隙を狙ってやってきたのが,本作の最大の敵役,かつてのリナルドの恋人で,自分の女優というキャリアのためにリナルドを捨てたセリーナでした。少し前,出産後の洋服を買いに街に出たドナはセリーナのフラットを訪れてみたのですが,留守でした。セリーナはドナとリナルドの結婚は偽装結婚であり,本当は子供が産まれたらリナルドはドナと離婚し,自分が後釜に座ることになっていると言うのでした。少し前に留守にしていたのは自分とリナルドが一緒にいたためだというのです。驚愕のあまりセリーナの耳を掴んで家から追い出したドナですが,リナルドへの疑心が芽ばえ,幼いトニを連れて家を出ることにします。帰宅したリナルドは,セリーナの奸計をピエロから聞かされ,ドナを追いかけ,発見するのでした。9歳の時,母ロゼッタが弟を出産しそれまで母の愛を一身に受けていた自分より,弟が愛を注がれていくのを敏感に感じ取ったリナルド。そして愚かしいことを繰り返す弟の後始末をしてきたリナルドは,愛を信じられなくなっていたのです。それでもドナへの愛を隠すために家を留守にしていたリナルド。その事情を明かされたとき,ドナはもうリナルドへの愛を止めることが出来ませんでした。
 傲慢な態度を繰り返していたリナルドが次第にドナの虜になって行く過程が本作の読みどころですが,同時に両親に捨てられたドナもマンティーニ家の家族になることによって自分の居場所を見つけて行くというハッピーエンドのお話しです。


タグ:イマージュ
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