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大富豪の約束なき情熱(ネタバレあり注意) [キャロル・マリネッリ]

SHALOCKMEMO1321
大富豪の約束なき情熱 The Prince of His Redemption
(氷の掟 1) 2015」
キャロル・マリネッリ 山本翔子





 原題は「贖いの値段」
 ヒロイン:エリザベス(リビー)・テネント(25歳)/元バレリーナ/160センチに満たない小柄な体,青い目/
 ヒーロー:ダニール・ツヴェレフ(ダニエル・トーマス)(30歳)/経営コンサルタント/焦げ茶色の髪,濃い灰色の目,白い肌,左頬に赤みがかった傷跡/
 ロシアの養護施設で育った兄弟同然の4人の同士たちのシリーズです。うち一人の亡くなってしまっていますので,3部作になるのでしょうか。双子の兄弟ダニールとローマン,そしてマーカス,セバスチャン(セヴ)の4人です。来月発売の「悲しみの白い薔薇(R-3190)」ではセバスチャンがヒーローになるようです。ローマンの物語が最終話となるのでしょうか。本作の冒頭で双子なのにダニールとローマンはボクシングの試合をして互いに冷たい関係が示されていますので,最終話は和解の物語になるのかもしれません。珍しいことにMB版では表紙に男性モデルだけ示されていますので,HQ版の表紙も併せてリンクしておきました。こちらはストーリー上重要な階段にたたずむ二人の姿が描かれていますので,なるほどと思わせる表紙です。
 さて,怪我のためプロのバレリーナへの夢を捨て,バレエ教室を立ち上げようとしていたリビーは,父のイベント会社の大口の契約者リチャードとキャサリンのトーマス夫妻からの結婚40周年記念パーティへ養子のダニール(ダニエル)の出席とスピーチを求めるために,ダニールの会社に向かいます。メイフェア地区にあるビルの下の受付からダニールの部屋に至るまでにいくつかの関門を無事突破しながらやっとの思いで彼の部屋にたどり着いたリビーですが,すげなくダニールに要求を拒否されてしまうのでした。しかしこのときリビーはダニールの圧倒的な男性的魅力に気付くのでした。養父母との確執は30歳になる現在までも解消されておらず,自分をなくなった息子ダニエルの身代わりとしてしか考えていない養父母の支援を受けずに自力でここまで上り詰めたダニールですが,結婚執念記念パーティこそ,もっとも出席したくないものだったのです。女性関係も最長で2週間しか続いたことのないダニール。何故かリビーの存在が気になり,しかも自分を笑わせてくれるリビーの頼みを聞き入れてみようとします。そのことをリビーに話すと,特に喜ぶ様子もなく,ダニールの出自や過去養父母から受けた苦しみに同情さえしてくれるリビーに,一緒に出席してくれるよう頼みます。その後,「火の鳥」の講演に誘ったダニール。今度はリビーの苦しみを知ることになります。そして公演後にプリマを務めた女性がダニールの養護施設時代の知り合いで,自分を双子のローマンと勘違いした事情を知ることなく,嫉妬に囚われ,ダニールを愛してしまったことに気付くのでした。そして互いにこれまで他人にはほとんど話したことのない過去の傷を二人は次々に打ち明け,互いの傷を乗り越えるようとするのでした。(ここから先ネタバレがあります)

 孤独だったトーマス家での生活で唯一自分の見方をしてくれた執事のマーカスと家政婦のシャーリー。二人がリビーとダニールの結婚式に参加してくれます。そして5年前にセバスチャンがくれた1通の手紙の待ち合わせ場所と時間に一縷の望みを託して二人は向かうのでした。この洒落た終わり方がちょっとフランス映画を見るような,そして強く余韻の残るハッピーエンドになっています。次作でセバスチャンと二人は出会うことが出来るのでしょうか。
タグ:ロマンス
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