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スペイン大富豪の結婚劇 [レイチェル・トーマス]

SHALOCKMEMO1336
スペイン大富豪の結婚劇 A Deal Before the Altar 2014」
レイチェル・トーマス みずきみずこ





 原題は「祭壇の前に賭けを」
 ヒロイン:ジョージナ(ジョージー)・ヘンショー(?歳)/未亡人/女性らしい体型,ダークブラウンの髪,ふっくらした唇,高く上げられた眉,茶色ときに金色の瞳/
 ヒーロー:サントス・ロペス・ラミレス(?歳)/実業家/長身,黒い瞳/
 今月はAmazonの書籍版のイメージが示されておらず,KINDLE版のイメージしかありません。斜麓駈のwebページのイメージ更新もbk1から7netと転々としてきてやっとAmazonに落ち着いたところだったのですが,今後もこれが続くとなるとまた考え直さなければならないかもしれません。オッと,今確認したら,本作の書籍版のイメージがでていました。なんらかの事情で更新作業が遅れているだけのようですね。それにしても本作の翻訳版のヒロインのモデルさんは全然良くないですね。骨張った体型,黒髪などなど,作中のヒロインとは違うイメージです。MB版のモデルさんもちょっと花が大きすぎて,清純なイメージというより,ヒロインの妹エマならこんな感じかなと思わせるイメージです。
 さて,結婚はパワーゲームの賭けのようなもの,というテーマの本作。始めにヒロイン側から仕掛けた賭けですが,出会った瞬間に二人の間に電流が流れてしまうというロマンス作品のストーリーになり,便宜的結婚という言い訳を互いに繰り返しながら最後は互いに愛を告白し合い,めでたしめでたしで終わるという王道を行く作品です。「私は人を愛してはいけないのに。よりによってサントス・ラミレスを愛してはならないのに。父に捨てられた日から,母が自滅の道をたどるのを見てきた。両親の行動を見れば,愛が人を消耗させ,傷つけ,孤独に陥らせ,人生のすべての喜びを奪ってしまうことが分かる。これは絶対にしてはならない賭けだったのに,なぜこうなったの?どうしてサントスに恋してしまったの?」という中盤の一文がすべてを物語っています。
 レイチェル・トーマス作品は2作目の翻訳ですが,前作「シンデレラへの鍵(SHALOCKMEMO1256)」にしろ,本作にしろ,ある一定の水準にあるものの,オススメやイチオシにはなかなか到達できていないように思います。なお,本作は作者のデビュー作のようですから,まあ,もう少し長い目で見ていきましょう。


タグ:ロマンス
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