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苦しみのあとに [アン・メイザー]

SHALOCKMEMO1257
苦しみのあとに The Pleasure and the Pain 1971」
アン・メイザー 天野 恵




HQB-738
16.06/¥670/224p

R-0185
82.07/¥500/156p


 原題は「喜びと苦しみ」
 舞台:アンダルシア地方のコスタル
 ヒロイン:ローラ・フレミング(24歳)/保育士,家庭教師/赤毛,個性的な顔立ち,切れ長な目,上がり気味の目尻,緑色の瞳,口は大きく鼻は小ぶり,背は高い方で手足はバランスが取れている/
 ヒーロー:ラファエロ・マドラレーナ(35歳)/ワイン製造業者,スペイン貴族/長身,色黒,黒い髪,グレーの瞳,筋肉質/
 文庫版表紙のモデルさんの横顔が韓国女優シン・セギョンちゃんに似ていて愛らしく,気に入りました。原題は「喜びと苦しみ」ですがストーリー展開的には,邦題の「苦しみのあとに(喜び)」という方が合っていますね。スペインの保守的な道徳観,カトリック的考え方,そして幾世代にもわたる呪いの伝説など,ちょっとおどろおどろしいところがありますが,表面的にはそんな風に感じられるところはあまりありません。5年前にわき上がった愛が破綻し,破綻した理由が最後に明かされますが,まさか呪いと関係しているとは・・・。物語を動かしていく敵役のヒーローのいとこロゼッタのエキセントリックな性格がスペイン女性らしいといって良いのでしょうか。ヒロインがイギリス的であるのと比較されています。良く,慎重なイギリス,激情的なスペインという国民性の比較がありますが,作者もそれを利用しているように思います。確かに闘牛の場面なども出てきてスペインらしさは強調されているのですが・・・。


タグ:ロマンス
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