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華麗なる誘惑 [サラ・モーガン]

SHALOCKMEMO1317
華麗なる誘惑 The Greek Children's Doctor
(三つの愛の詩 2 ) 2004」
サラ・モーガン 古川倫子




K-044
12.02/¥650/156p

I-1769
05.08/¥672/164p


 原題は「ギリシャ人の小児科医」
 ヒロイン:エリザベス(リビー)・ウエスタリング(29歳)/看護師/三つ子の次女/青い瞳,ブロンドの髪/
 ヒーロー:アンドレアス・クリスタコス(?歳)/小児科顧問医/身長190センチ,肩幅広くたくましい胸,褐色の肌,漆黒の髪,クレタ島出身/
 両親の不和の元で育ち,特にひどい父に虐待され,反抗的で男性を信用しないリビー。前作ではディエゴとケイティの結びつきに一役買った彼女ですが,資金集めのためのオークションで自分を千ポンドで落札したアンドレアスに千ポンドの小切手を渡し,デートも断り続けます。アンドレアスは小児科の新しい顧問医としてリビーたちの勤める病院にやって来たばかりだったのでした。そして偶然親から押しつけられたフィリップから逃れようとしているリビーに救いの手をさしのべることになったのですが・・・。小児科医として豊富な経験と優秀な見立てそして技術と医者として3拍子揃ったアンドレアスをリビーは医師として信頼し始めます。またアンドレアスもリビーが看護師として子供に好かれ,落ち着いて業務をこなしている様子をみて,敬意と愛情を抱きます。しかしリビーの男性不信の壁を崩すのはなかなか大変でした。また,アンドレアスは12歳の姪エイドリエンを預かっているのですが,姪が寄宿学校を逃げだしてきたところにリビーが出会い,たちまち意気投合してしまいます。リビーがなだめてなんとかエイドリエンを学校に送ることができましたが,アンドレアスはその手際に驚くのでした。たぐいまれな美貌,患者に対する愛情の深さ,そしてリビー側も自分を求めているという確信。アンドレアスはすっかりリビーに惹かれてしまい,仕事に集中しているとき以外はいつもリビーのことを考えてしまうという状況に陥ります。なんとしかしてリビーの男性不信の壁を崩したい。でもどうやって?
 アンドレアスはあの時のデート権をやや強引に使うことにします。ケイティや病院の看護師長ベヴの協力を得て,リビーをクレタ島への1週間の休暇に連れて行くのです。それにしても勤務し始めたばかりの新任の医師が1週間も休暇を取れるものでしょうか・・・。この辺りが日本とは状況が異なる点かもしれません。それまで次々に病院に運ばれてくる重篤な状態の子供たちに対して,見事な治療を施していくアンドレアスとリビー。専門用語も大分出てくるのですが,そんなことは全く関係なく二人の関係の進展の方が気に掛かります。幸せな1週間ののちに訪れた別れの危機。アンドレアスの机の引き出しから女性の名前入りのラブレターを偶然手にしてしまったリビー。説明しようとするアンドレアスの言葉に耳を傾けようとせず頑なになるリビーに,アンドレアスも諦め気味に,翌日帰国するのでした。「リビーとは知り合ってまだ一カ月しか経っていないが彼女こそ僕がこれからの一生を共にする女性だという信念は全く揺るがない」「問題は僕が遂に恋に落ちが女性は夕日の向こうに消えてしまったということだ。」というアンドレアスの後悔の念。その後は互いに互いを避ける日々が続きます。二人の異変に気付いたケイティがリビーに事情を聞くのですが・・・。
 それにしても,リビーのチョコレート好きは徹底しています。そんなに食べても体型を維持していける希有な存在なようです。


タグ:イマージュ
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