SSブログ
アン・オブライエン ブログトップ

清らかな花嫁 [アン・オブライエン]

SHALOCKMEMO374
清らかな花嫁 Puritan Bride 2004」 アン・オブライエン Anne O'Brien 井上 碧





17世紀イングランド。ピューリタン革命後の混乱期。清教徒の娘ケイト・ハーリーと国王派のマーカス・オクセンデン・マールブルック子爵。互いに過去の一族の確執を背負い,しかも清教徒と放蕩者という人生観の違いや趣味・嗜好の違いを乗りこえて愛を成就させる二人。乗りこえさせる仕組みとして,「一目惚れ的」なことではなく,ヒロインの落馬の怪我による記憶喪失という前半の巧みな仕掛けで,新鮮さと話術の巧みさな手練れな著者のうまさを感じさせる1作。



翻訳はこれが初めて。著者の作品もそれほど多くなく,しかも2004年頃からの作品だけであり,歴史の教師をしながら執筆しているらしい。これからが期待される作家。


アン・オブライエン ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。