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初めましてアレン様 [レイチェル・リンゼイ]

SHALOCKMEMO634
初めましてアレン様 Love in Disguise 」
レイチェル・リンゼイ 三木たか子





 アンジー・ウィルモットの父は歴史学者.その父の著書の下調を担当し,大学を休学中ですが,父が再婚し,継母との同居にはなじめなくなり,自活して行こうとアルバイトを探していた矢先,家政婦の友人が急病で勤めようとしていたお屋敷の家政婦頭でとりあえず働こうと決心します。お屋敷の主は,21歳のアンジーが経験不足から家政婦頭が務まらないだろうと判断しないよう,わざと地味な服と素通し眼鏡,ひっつめ髪といういでたちで勤め始めます。たくさんの使用人たちの信頼を得て屋敷にもなじんでくるころ,屋敷の主人が屋敷にやってきます。本拠はロンドンにあり,主に週末にしかやってこない主人ですが,企業のトップで大富豪であることから老齢の主人を想像していたアンジーですが・・・.
 こんな設定で,幕を開ける本書ですが,父の後妻に気を遣い,他の使用人たちにも気を遣い,本来持っている美しい容貌をひた隠しにして健気に主のマーク・アレンに仕えようとするアンジーに,魅力を感じます。その後の展開は,ほぼ想像どおりですが,健気なヒロインの姿に賞状を上げたくなるような秀作です。
 家政婦頭がどんな役割なのかいまいちわかりませんが,結構自由な時間と給金を得る仕事なのですね。


タグ:イマージュ
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