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シンデレラの最後の恋 [スカーレット・ウィルソン]

SHALOCKMEMO1465
シンデレラの最後の恋 Holiday with the Millionaire
(愛しの億万長者 1) 2016」
スカーレット・ウィルソン 八坂よしみ





 原題は「億万長者と休日を」
 ヒロイン:ララ・キャラウェイ(26歳)/ナニー/甘い物好き,青い瞳,女らしい曲線,長い脚,ブロンドの巻毛,シェフィールドの出身,かわいらしい,誇り高いが自分に自信がない/
 ヒーロー:ルーベン・タイラー(?歳)/スポーツ・エージェント/アイルランド訛りの英語,筋肉質,豊かで黒っぽい髪,暗褐色の瞳,端整な顔立ち,引き締まった腹部,イートン校出身,両親の不仲がトラウマ/
 まさかのダブルブッキング?雇い主家族がバカンスで留守にする間,コナー夫妻の豪邸の管理をする名目で住んでいていいと言われた息子トリスタンのナニーのララ・キャラウェイですが,そこに見知らぬイケメンがやって来ます。ルーベン・タイラー。スポーツエージェントとして世界を飛び回る富豪です。どうやら雇い主夫婦が互いに了承を得ないままどちらにもバカンス中の豪邸に住む許可を出してしまったようです。ララは恋人ジョシュに裏切られ傷心を抱えたまま友人だった夫人アディソンに誘われてナニーを務めることになったのですが,今は住む家を自分を裏切った元恋人とパートナーに乗っ取られてしまい帰る場所もありません。強盗が忍び込んだと思い込んだララは今のソファでくつろぐルーベン・タイラーを後ろから殴り,すぐに警察を呼びます。互いの誤解が解けたのはしばらく経ってからでした。かくも天然なララにルーベンは恋をしてしまいます。しかも,恋人が他の女性と一緒にいるところを見て動転して家を飛びだしてきたばかりのララは満足に着る物さえもってくる暇がありませんでした。夫人のものを借りて着ているに過ぎません。しかもしばらく同居を余儀なくされた相手の男性タイラーはすこぶる付きのイケメン。失恋の痛手から立ち直る暇もなく,すぐに別の男性に気を許してはいけないと,自分に言い聞かせるララでした。ちょっとドタバタ・ラブロマンス的に始まった本作ですが。やがて,ララが昔から夢見ていた豪華地中海クルーズにタイラーも同行することになり,二人のロマンスが次第にクルーズの最中に進展していくことになります。初めに予約していたのとは違う豪華なスイートルームをルーベンが押さえ,しかも着る物さえ,ルーベンがお金を出してくれるという夢のような展開に次第にララの気持ちもほぐれてきます。2週間後には再びナニーとして働き,もうルーベンとは出会うこともないだろうと,気持ちを許すことを拒みつつ,しかしルーベンの幼少期の不幸な生い立ちを聞くにつれ,同情と愛情を感じてしまうララ。そして周囲の人たちを振り向かせる女性としての魅力を振りまきながら,学歴のない自分に自信が持てずに,自分の美しさに気づいていないララに,ルーベンはすっかり心を奪われ,それでもララの将来への夢を捨てずに前向きに行こうとしていく姿に尊敬の念と,それを見守り助けてあげたいという気持ちを抱きながら,欲望にも苛まれていくルーベンの複雑な心境が素晴らしく描かれています。あたたかくちょっぴり愛らしい極上ロマンスです。


タグ:イマージュ
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シンデレラの十年愛 [スカーレット・ウィルソン]

SHALOCKMEMO1390
シンデレラの十年愛 The Prince She Never Forgot 2015」
スカーレット・ウィルソン 川合りりこ





 原題は「彼女の忘れられない王子」
 ヒロイン:ルビー・ウェザースプーン(29歳)/言語療法士/ダークブラウンの目,ピンクの唇,女性らしい曲線を帯びた体型とすんなりした脚/
 ヒーロー:アレクサンダー(アレックス)・ド・カステラン(34歳)/ユーロニア公国皇太子/ブルーの瞳,黒い髪,190センチを越える長身,広い胸,広い肩/
 アレックスの娘アナベルのしゃべり出しまでの時間を縦軸に,ルビーとアレックスの10年ぶりの再会後の二人のロマンスを横軸にうまく絡み合わせた秀作です。皇太子とは言え,父の大公が病気療養中のため摂政皇太子として実質的王になったアレックスは,隣国レルナの王女ソフィアと結婚し,一子アナベルを設けます。しかし不治の病を知っての結婚であり,彼女の強い要望でアナベルの出産に踏み切ったのでした。しかしアナベルはなかなか言葉を発しません。何人もの有名医の診断を受けましたが原因はわかりません。半ば諦めつつも,最後の手段として10年前の大晦日にパリで出会ったルビーが言語療法士になっていたことを知り,彼女にアナベルを任せてみようと考えたです。実は二人が別れてしまったのはルビーが一夜の関係だと言ったことと,翌朝アレックスの父の病状が伝えられ急遽帰国しなければならなくなったこと,さらにアレックスが残した伝言がルビーに伝わらなかったことなどいくつもの偶然が原因として重なっていたからでした。その後ルビーの居所を探し当てたアレックスは年に一度ルビーの勤務先の病院に花を贈り続けたのですが,一時期だけ花が贈られないことがありました。それはアレックスの結婚とアナベルの誕生の時期でした。やがてソフィアが亡くなり父大公もスイスで療養中で小康状態を保っていたため,思い切ってイギリスの彼女の元を訪れ,仕事の依頼をしたのでした。3歳の女子の言語療法士としてユーロニアに来てくれないかと。アレックスの国ユーロニアと隣国レルナはこのたった一人の幼い女の子アナベルが後継者であり,ソフィアの父王が亡くなればアナベルがレルナの女王になり,やがてアレックスの後おも継いで二つの国の女王となる可能性があるのです。成長するまではアレックスがその摂政となるのですが,このまま言葉を発しなければ女王としての務めを果たすことには大きな困難を伴うことは明らかでした。ルビーはまずアナベルの心を開かせようとします。それはこれまでかかったどんな医師とも異なった治療法でした。次第にアナベルがルビーとの間に深い交流を求める兆候を見て取ったアレックスは自分がこれまでアナベルに深く関わってこなかったというルビーの言葉にハッとします。そして3人で王宮内でのピクニックに出かけたときに初めてアナベルの笑い声を聴いたのでした。さらにアナベルの部屋にソフィアの写真が飾られていないことを指摘されて,若い頃の生き生きとしていたときの写真を準備します。それを見たアナベルは「マ」と言いかけたのです。さらに幼稚園でアナベルが隣の男に話しかけたのではないかとルビーが見えたということなど,次第に心を開かせようとするルビーの対応が実を結んでいきます。
 あとは二人の関係が最終的にどうなるかと,アナベルが話せるようになるのかということですが,これにも気の利いた台詞と納得のいくストーリーが用意されています。


タグ:イマージュ
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