幸運の枝 [スーザン・バークレー]
SHALOCKMEMO400
「幸運の枝(サザーランドの獅子1) Lion's Heart 1995」
スザーン・バークレー Suzanne Barclay 下山 由美
幸運の枝とはナナカマドのこと。サザーランドの獅子という連作は作者スザーン・バークレーの遺作とのこと。
Lion's Heart (1994)
Lion of the North (1995)
Lion's Legacy (1996)
Lion's Lady (1998)
Pride of Lions (1998)
Taming the Lion (1999)
と,6作書かれているらしい。
第1作に当たる本書はさまざまな人物を登場させなければならないのはわかるとしても,本書ではまだ人物が整理されておらず,次作以降に期待か。
ヒーローのロスはヒロインの言葉が信じられず,何度もヒロインを窮地に追いやる。これでもかと何度も裏切られてもロスを信じ続けるヒロインメガン(メグ)に大きな拍手を送りたい。悪漢カミンはかなり存在感があった。次作以降も登場して欲しかったのだが・・・。
なお,本書でSHALOCKMEMOもちょうど400冊目。なんとか9月中の読了が出来てほっと安心。
愛を守る者 [スーザン・バークレー]
SHALOCKMEMO366
「愛を守る者 The Champion 1999」
スーザン・バークレー Suzanne Barclay 平江まゆみ
HS-125(01.12)の文庫版。
1222年,黒薔薇騎士団の騎士サイモン・ブラックストーンと,大聖堂の町ダーレイの薬師リネット・スペンサーが司教殺人事件の解決に取り組むヒストリカル・サスペンス・ロマンス。
1222年,黒薔薇騎士団の騎士サイモン・ブラックストーンと,大聖堂の町ダーレイの薬師リネット・スペンサーが司教殺人事件の解決に取り組むヒストリカル・サスペンス・ロマンス。
聖なる者と俗なる者が動機は異なるものの結局は同じ行動をとってしまうというカタストロフが面白い。