楽園の闇に抱かれて

SHALOCKMEMO367
「楽園の闇に抱かれて　Love Play 1999」　
マロリー・ラッシュ　Mallory Rush　岡　聖子

MIRAMR01-01/07.04
/\860/518p

余命６ヶ月と診断されたヒロイン＝ホイットニー・スミスがこれまでに自分になかった冒険好きで大胆な女性に変身。気持ちの持ちようで女性はどのようにも変身できるという見本を示す。残された日々をすてきな男性と過ごそうと向かった飛行機のなかで出会ったすてきな男性，エリック・タウンゼントとの徐々に高まるロマンス。

マロリー・ラッシュの作品は「濃厚なラブシーンと奇抜な設定」と訳者があとがきで述べているように，次第に高まる二人の気持ちと，気持ちを持ちながら別れ別れになり，次はどうなるのだろうと思わせるプロット運びはすばらしい。
ヒロインの職業が図書館司書ということで興味をもって読み始めたが，どっこい，上司のミスター・アンドリューズばかりがなぜか情けない。