黒いドレスは幸運の印 [スーザン・ネーピア]
SHALOCKMEMO589
「黒いドレスは幸運の印 Mistress of the Greem
( Scandals 6 ) 1997」
スーザン・ネーピア 片山真紀
ジェーン・シャーウッド。これほど頑固者のヒロインも例がないと思われるほど。自分の考えに固執し，ヒーローのライアン・ブレアの言うことには耳を貸さない。この性格が，ライアンの徹底した会社への攻撃があったにせよ，父から託された不動産会社を経営不振に，そして乗っ取られることになった主な原因ではないでしょうか。
ちょっとヒロインに全面的に感情移入はできない性格です。
でも，しかしながら，だからこそ，この強烈な個性を放つジェーンの存在感が際立ってくるのだから不思議です。最後はどのようにハッピーエンドを迎えるのか楽しみでしたが，そうか，その手があったかという終末です。いらいらしながらも次々にページを繰って行く，そんな作品です。
タグ：イマージュ
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