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愛と気づくまで [ロビン・ドナルド]

SHALOCKMEMO739
愛と気づくまで The Virgin and His Majesty 2009」
ロビン・ドナルド 森島小百合





18歳の時ロージーことローズマリー・マシューズは30歳のガード・クリサンダー・ギランとキスをして,彼に対するあこがれの気持ちを強く持つ。その後,ガードはカラシア公国の大公となり,ロージーからは遠い存在となってしまう。ガードの兄ケルトとハニ夫妻の互いに愛し合う気持ちを持つカップルを見ては,うらやましさの募るロージーだったが,大公の戴冠式とそれに続く舞踏会に参加したロージーは,再びガードに出会う。一方のガードは,ロージーがケルトと親しいことをロージーの恋心だと勘違いし,ロージーに冷たく当たるようにしていた。ロージーのケルトへの気持ちは兄や父親への気持ちと同じであり,恋心では全くなかったのだが。
カラシア公国では,長男が跡を継ぐと国に不幸なことが続き,次男が継ぐと平和な日々が訪れるという言い伝えがあり,これを信仰する山岳地帯の民衆は,ガードが大公位を継ぐことに大きな賛意を持っていた。ガードの妻となることは大公妃となることであり,ロージーにとっては,大きな負担となることになる。さらに,ガードの傍には花嫁候補のプリンセス・セリーナがティアラを燦然と煌めかせて控えている。舞踏会の後,ロージーはガードに誘われて食事をするが,このときロージーの心にはあきらめの気持ちと期待感が複雑に絡み合っていた。二人の関係は次第に進み,互いの気持ちが近づいたように見えたが,ガードが自分を愛するはずがないと思っているロージーと,ロージーがケルトに恋心を抱いていると思っているガードは,互いに「愛している」の一言を打ち明けられずにいる。やがて,ロージーが妊娠の兆候が出てきて,ガードはロージーに求婚するが,それでも「愛」言葉はガードの口からは出てこない。まもなく妊娠はしていないことがわかるが,それでも求婚を求め続けるガードにロージーは「なぜ」の疑問をぶつける。都合のいい結婚ということでは納得できないロージー。ガードの口からいつ本当の気持ちが聞けるのだろうか。
かつて,自分の親たちの結婚生活の失敗や大公としての国に対する責任の重さなどから,なかなか自分の素直な気持ちを互いに言えない二人にやきもきされられつつ,最後まで読み切ってしまう良作です。


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