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命じられた結婚 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO972
命じられた結婚 A Very Exclusive Engagement
禁じられた恋のゆくえ 5) 2013」
アンドレア・ローレンス 高橋美友紀





「禁じられた恋のゆくえ」シリーズの第5巻です。第1巻の「この想いは秘密」は読み始めるものの,なかなか読了できていません。そして気づかないうちに第6巻の「プリンスにせまられて(SHALOCKMEMO877)」は読了してしまっていました。今回もシリーズ第5巻というのに気づかずに,アンドレア・ローレンスの作品ということで読み始めましたが,あっという間に読み終わっていました。やはりアンドレア・ローレンスは面白いです。これで,彼女の訳本は全部読み終わりました。次の翻訳が楽しみです。
ところで先月6月は月間読了数が39冊6655頁を達成することが出来ました。もう一歩で40冊目に,つまり本作が40冊目になるところでしたが,惜しいところでした。月6000頁を越えるというのも,これまでに無かったことです。ドラマを見る時間が激減してしまい,変わりに読書時間が増えたと言うこともありますし,HQロマンス,ディザイアの配信されたものが面白かったこともありますが,リスト整理の途中でHQ文庫やHQプレゼンツ作家シリーズにも手を伸ばし始め,次々に興味が沸いてきたこともあげられます。この記録を塗り替えることがいつになるかは分かりませんが,いつかは月間40冊を目指したいと思います。SHALOCKMEMOも970を越え,まもなく1000という数字が見えてきました。早ければ今月中にも達成できるかもしれません。そうしたら,やはりこれまでのSHALOCKMEMOを振り返りちょっと整理しておく必要がありますね。まだblog化していない初期のものやリンク切れしているものもありますので,ここらでちょっとまとめて整理しておく必要があるかもしれません。平成15年8月に〔ロマンスは危険」を開設してからまる12年になりますので,サーバーも落ち着いたことですし,少し時間をかけていきたいと思います。
さて,本作ですが・・・。シリーズ第5巻で,ヒロインはANS(アメリカン・ニュース・サービスというケーブル・テレビ・ネットワーク)の慈善事業部門を担当する地域社会貢献部長フランチェスカ・オアです。このシリーズは第1巻で大統領候補者の隠し子アリエラ・ウィンスロップが登場するところから始まり,第6巻でそのアリエラのロマンスが描かれていますが,本作でもイベントプランナーとしてアリエラが登場します。フランチェスカも勿論アリエラの親友で,顧客にもなります。原題の「very exclusive」を「命じられた」としたのは蓋し名訳かなと思います。ヒーローは,つぶれかけたANSの新オーナーになった富豪リアム・クロウ。初日からリアムとフランチェスカは会社の方針に対する意見の違いから火花を散らし逢いますが,偶然エレベーターに乗り合わせたとき停電で二人で閉じ込められてしまい,2時間後には二人は互いの体をこすり合わせる状況になってしまうという偶然の所産で,互いの魅力に気づきます。さらにリアムの大叔母ベアトリスから「結婚して20億ドルの遺産と面倒くさい親戚一同を継いでくれないと,会社を別な人に売り飛ばしてしまうぞ」と脅され,リアムが仮の婚約をフランチェスカに申し出ることになります。会社の存続に関わるこの申し出をフランチェスカは断ることが出来ません。それにもましてリアムの魅力は強烈で,「仮の」とは言わず「本当の」婚約をというのが本音のフランチェスカでした。でも,リアムは結婚願望は全くなく,しかも自分がリアムを愛しているのにリアムは自分を愛してくれていないという思い込みから「仮の」を承諾するのでした。そしてその週末の婚約パーティ。さらに1週間後の金曜日の結婚式(金曜日の結婚式は不吉というイタリアの祖母の言い伝えをフランチェスカは信じています。)とめまぐるしい日程で事態がどんどん進んでいき,法的には二人は夫婦になってしまいます。結婚願望のなかったリアムでしたが,フランチェスカはこれまで付き合った女性たちとは全く違っていて,会社にいる間ですら彼女のことが頭から離れず,仕事人間だった自分が変わったことを思い知らされます。「仮の」を本物にしたいという気持ちをリアムも持ち始めていました。そして結婚式後の披露宴で会社がらみの騒ぎが起こります。それに対応していたリアムが気づくとフランチェスカはすでに会場から去っていました。家に帰るとフランチェスカは荷物をまとめていて,家を出て行きます。理由の分からないリアムは声を掛けることすら出来ませんでした。二人の関係はどうなるのでしょうか・・・。
婚約,結婚と超スピード婚になった二人ですが,日程の無理を何とかカバーできたのはアリエラと共同経営者のスカーレットの手際のいい仕事ぶりによるものです。2作目から4作目までを含め,シリーズ全体に対する興味が強くなってきました。順不同に読んでいいシリーズではありませんが,手当たり次第に・・・。と思っています。


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