SSブログ

胸騒ぎの舞踏会 [ニコラ・コーニック]

SHALOCKMEMO359
胸騒ぎの舞踏会 The Larkswood Legacy 1999」 
ニコラ・コーニック Nicola Cornick 飯原裕美



胸騒ぎの舞踏会
HS-282/07.03/
\910/284p



「ヒバリの森?」でいいのだろうか?”larkswood”
とにかくイギリスでも田舎の領地を巡って,親の代からのトラブルに翻弄されていくヒーロー=ウィリアム・ウェストンとヒロイン=アナベラ・セント・オービー。
姉のアリシア・ムリノーは絶世の美女で侯爵と結婚。父の虐待から逃れるために結婚した相手は早死にしてしまい,財産のない彼女は義母からの徹底したいじめに遭っていたが,逃れるすべもなかった。そんな逆境から果たして逃れられるのかが前半の読み処。しかし,頑固で,気位の高い彼女の一族の例にもれず,アナベラはラークスウッドを狙っていたウィリアムを許せず,互いの愛を叶えることはできなかった。
後半ではウィリアムに罪を着せようとする悪巧みを,アナベラの周囲の人々がどのように暴いていくか。そしてその元凶となる俗物アーミナ・ハーストをアナベラはやりこめられるのか。そんなところに興味の中心がいってしまい,二人のロマンスは,まぁどうでもよくなってしまう。
今月はニコラ・コーニックの作品がもう一作出ており,そちらも気になるところ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

聖なる騎士十九世紀の恋人たち ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。